カイセン問屋の七つ道具

眼科剪刀

疥癬の確定診断は患者さんの皮膚に寄生しているヒゼンダニを検出することで行う。ヒゼンダニは皮膚の角層の中に住んでいるので、皮膚の一部を採取する必要がある(ヒゼンダニの検査の為の皮膚採取は患者さんの皮膚にちょっとした傷を付けるので、医療行為に…

マニュキュア

七つ道具のシリーズではmakikuniが疥癬の調査に行く際に持って行くモノを紹介していくつもりです。透明マニュキュアもその一つ。用途はヒゼンダニ標本の保存です。大滝倫子先生に教えて頂いた使い方です。 疥癬の検査をする際には患者さんの皮膚を一部採取し…

顕微鏡

この間はおもちゃの顕微鏡でヒゼンダニを見る!という記事を書きましたが、今日はおもちゃでない顕微鏡の話です。 写真の顕微鏡はかなり古いです。たしか昭和40年代の製品だったと思います。古すぎて廃棄処分になったのを頂いて、検査用の顕微鏡がない施設に…

おもちゃの顕微鏡は使えるか?

付属していたプラスティックのプレパラートにダニ入りの検体を載せて検鏡してみました。色収差がすごいです。視野の周辺部に虹が見えるっていうのが普通の色収差ですが、この顕微鏡だと視野の真中以外は虹色で万華鏡をのぞいているような感じ(おおげさ?)…

おもちゃの顕微鏡は使えるか?

秋葉原で3000円で買ったおもちゃの顕微鏡で、ヒゼンダニを見ることができるか?現場で使えるか?という挑戦ですが、さっそく困難にぶち当たりました。プレパラートを乗せる部分(ステージといいます)がちゃんとしたプレパラート(ガラス製厚さが1mmくらいあ…

おもちゃの顕微鏡は使えるか?

出先からなので、携帯から更新します。うまく更新できるでしょうか? 疥癬の確定診断はヒゼンダニの虫体由来産物(ダニまたはその体の一部、卵、その殻)を検出することで行います。肉眼で見のは難しいですが、ヒゼンダニは細菌に比べればずっと大きい(メス…