病院・高齢者施設等の職員の方々を対象に疥癬の感染制御に関するご相談をお受けしております。管理人が運営するもう一つのサイト「病院・施設での疥癬発生について考える」病院・施設での疥癬発生について考えるに設置しておりますメールフォームからご連絡…
「自分はこういった皮膚症状があるが、疥癬ではないか?」といったご質問にはお答えできません。近くの皮膚科を受診されることをお勧めします。サイト管理者は疥癬の診療や集団感染管理の経験がありますが、皮膚科医ではありません。また皮膚科のドクターで…
「疥癬パニックからの脱出」は2004年にシルバー新報の2月6日号から7月23日号まで連載した読み物記事です。担当編集者の方に掲載許可を頂いて、加筆修正を加えつつ、このブログ上にアップしていく予定です。シルバー新報掲載当時の対象読者は介護施設に働く方…
makikuniがどの程度疥癬にマジメに取り組んでいるかの証拠として今までの主な活動実績など・・・。医学書院から2002年に出た、「疥癬はこわくない」や、秀潤社から2008年に出た「疥癬対策パーフェクトガイド」を分担執筆してます。前者は医療職以外の方にも…
このブログでmakikuniは実名を出していませんでしたが、2011年末に朝日新聞生活面のコラム「患者を生きる」に名前が出て、全国紙で年バレしてしまい、なんか吹っ切れてしまったので、2012年を迎え、このブログでも実名出すことにしました。
このブログは病院や施設で流行中の皮膚感染症「疥癬」対策について研究している医師makikuniこと牧上久仁子(なんのひねりもないハンドルですね(^^;):専門は公衆衛生学)が、なにかと誤解の多い疥癬についての正しい知識をひろめたいという野望(?)の元…
近くの皮膚科を受診されることをお勧めします。サイト管理者は疥癬の診療や集団感染管理の経験がありますが、皮膚科医ではありません。また皮膚科のドクターでも実際に診ないことには判断できないことをご理解いただきたくお願い申し上げますm(_ _)m。
ブログにコメントの形で質問いただいた場合、makikuniにはメールでお知らせが来ます。いろんな記事のコメント欄に質問を付けてくださると、質問者以外の方(このブログにどのくらいの頻度で閲覧者がいらっしゃるのかわかりませんが(^^;)にわかりづらいので、…
最近、他人の演題の手伝いをすることが多かったのですが、一般演題(ポスター)を出します。 演題名:「疥癬アウトブレイク時の皮膚所見と予後−「怪しい所見を呈する患者」は疥癬を発症するリスクが高いのか?」です。発表は2018年2月23日(金)です。あとも…
スミスリンローション(R)発売に対応して『疥癬はこわくない』の部分的に改訂し、webで後悔しました。発行元の医学書院の紹介ページ、「書評」欄のからPDFにリンク出来るようになっています。 http://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=5434
施設等に往診に行くときに、生物顕微鏡は箱込みで10kg以上と重すぎて、車必須なので、お手軽な子供向け顕微鏡(学習用顕微鏡というらしい)を試しに買ってみました。こういったたぐいのものにはよく付属しているピンセットとかの「解剖セット」とか、試しに…
患者さんの皮膚を採取せずに疥癬トンネルがよく見えます。慣れればメスのダニも見えます。皮膚を採取しなくて良いことはポイント高いです。なにより痛くないし、侵襲がないので、診断行為(あなたは疥癬ですと断言すること)をしないなら、医師免許が要りま…
今回のエントリーは医療関係者向けです。皮膚科が専門ではなく、尿検査や細菌検査は外注に出していて、生物顕微鏡がない病院・クリニックにお勤めで疥癬の診断をしなくてはならない方。皮膚科受診のハードルが高い施設にお勤めの看護師さんなどを想定してい…
私も作成に参加した、疥癬診療ガイドライン第3版ですが、10月20日発行の日本皮膚科学会誌に掲載されます。第2版より大増ページで、エビデンスレベルも記載し、私が担当した予防策の部分も大々的に改訂されてます。現場の皆さんに疥癬対策の基本的考え方をお…
疥癬の治療薬、ストロメクトール(一般名イベルメクチン)の発見者、大村智先生がノーベル医学生理学賞を受賞されました。NHKのニュースではオンコセルカ症をはじめとするフィラリア症の治療薬として紹介されていましたが、日本の医療者では疥癬の治療薬・ス…
ガイドラインの原稿、今は各担当者が悶絶しつつ改訂してますが、日本皮膚科学会本部に提出され、ホームページ上でパブリックコメントを募集して、検討もするようです。パブコメ募集始まったらこことか医者向けMLで告知します。作成委員会長の石井先生は「201…
不肖makikuniも参加して、新しい疥癬診療ガイドライン(第三版)の改訂作業をしてます。今年8月下旬に発売になったスミスリンローションの使い方はもちろん、各治療薬の推奨レベルも記載し、エビデンスレベルも示した(とはいっても疥癬ってランダム化研究が…
この新薬の発売に合わせて、日本皮膚科学会では疥癬診療ガイドライン第三版を作成中で、私も集団感染対策の部分を書いています。現在かなり原稿はできあがっており、9月下旬に最終の作成委員会が開かれ、皮膚科学会のチェックを受けて、パブリックコメントを…
久々の更新です。2014年8月22日に、クラシエから疥癬の新しい外用薬スミスリンローション5%が発売されました。http://www.kampoyubi.jp/sml/ ストロメクトールだと体重15kg以下の子供に使えず、全身状態が悪い患者では内服では局所に届かない可能性があり、…
しばらくしたら、PDF版にして別サイトにアップしますが、とりあえず。以前に集団感染が起こった保育園で配布したものです。 Q1 疥癬ってどんな病気ですか? A かゆみの強い発疹ができる皮膚病です。ヒゼンダニというダニの一種が皮膚に寄生することで起こ…
疥癬が人と人の密な接触でうつること、治療することで感染性が低下することは、高齢者施設でも、病院でも、保育園でも一緒です。隔離とか、掃除、洗濯にこだわるより、あれ?と思ったら「疥癬じゃないかと思うんですが?」と皮膚科で診察してもらいましょう。
とりくんでみて高齢者施設や病院における疥癬と、保育園における疥癬ではいろいろな違いがあることがわかりました。まず、施設や病院だと、感染症対策を立てるのはその施設の担当医で、方針は統一しやすいです。保育園では、保護者の方がかかりつけの皮膚科…
2000年代後半から私のところに保育園での疥癬発生のご相談を受けるようになりました。今までに3件の集団感染を経験し、うち2事例は学術論文として報告しました*1。一番最近の1事例も現在学術雑誌に投稿し、査読を受けています。学術論文なので、とっつきにく…
日本では疥癬は「要介護高齢者とケアに当たるスタッフの間で流行っている感染症」と思われているようです。しかし、疥癬と人類の付き合いは長く、古くはエジプトのミイラからヒゼンダニが検出されたりしているそうです。そして、「高齢者の病気」と思われる…
本当に久しぶりの更新です(ごめんなさい)。
いわき市ゆったり館研修室で午後2時から、法人ちょぼらさんが主催されます。 お近くの方、お時間ありましたらどうぞ。
日総研さんの臨床老年看護http://www.nissoken.com/jyohoshi/lo/index.htmlに「疥癬の具体的予防策と疥癬発生時のケアの注意点」 というお題で記事を書きました。9月下旬に出るらしいです。
会津医師会さんにお招きいただき、会津若松で夕方から話します。お題は「疥癬患者発生時の対応〜手抜きのススメ厳重な対策がよいとは限らない」という人を食ったタイトルですが、まじめに話します。こちらも院内感染の話で、医療福祉関係者向けです(私の研…
中野サンプラザで東京精神科病院協会(以下東精協 http://www.toseikyo.or.jp/)さんのシンポジウム「精神科病院の感染対策」にお招きいただき、20分+ディスカッションで疥癬対策の話をします。院内疥癬の話なので、完全に医療者向けのネタです。東精協さん…
久々の更新です。